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誹謗中傷の是非を問うメディアがこのザマで良いの

こんばんは。手越担の人格は死んだはずだったんですが流石に事態が重くて生き返ってしまった。

これから話題にすることは、本件に関わらず昨今の報道姿勢に対する私の意見表明です。
きっかけが本件なだけであり、平時の報道を見ていても感じていることは概ね変わりません。
なにも、手越さんを庇いたくて書いている訳ではないのでご承知おきください。

手越さんのしたことが正しいか正しくないかは本稿の主題ではありません。
前置きをさせていただきますが本件、事実であれば手越さんを庇う意図は一切ありません。
また私は既にNEWSのファンを辞めて一線を退いている身です。
2011〜2019年のあいだファンをやっておりましたので多少ファンとしてのバイアスがかかっているかもしれませんが、今現在は現役でファンをしているわけではないので完全に外野です。悪しからず。



私が疑問を感じているのは、本件に対するメディアの報じ方です。
数日前に恋愛リアリティーショーに出演していた女性がお亡くなりになられて、それに対してネット上での誹謗中傷の是非や番組制作陣に対して是非を問うていた、もしくは今現在も問うているメディアが、センセーショナルな見出しを付けて不確定事項をあたかも事実のように報じている事実に、姿勢に、強く疑問を持っています。
(それですら警察は事件性のないものだという公式発表しかしておらず、憶測の域を超えないデリカシーのない飛ばし記事ばかりだ)


試しにスポニチアネックスの飛ばし記事に赤ペンしてみましょうか。
まだ退所の意向を示したか否かの公式発表はなにもされていないのですがね、どういうことでしょうかね。

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普通に読み流しただけでもこれだけの疑問点が浮かんできました。

これは本記事以外のどの報道にも言えますが、匿名の「〇〇関係者」や謎の事情通の話は、本当に信用に値する証拠として取り扱って良いのでしょうか。
例えばかれこれ15年はジャニオタの私がテレビ局に関わりのある一介の下請け社員だったとしたら、私は「ジャニーズ事情を良く知るテレビ局関係者」になりますね。

取材もできていない、事務所からの正式発表もない、言質も取れていないこの状況下で、このお粗末な記事は一体何なのでしょう。


衝撃的な見出しを冠すれば、ファンは動揺して見るでしょうし話題にもするでしょう。
一般の大衆も有名人の進退に関わる大きなニュースとなれば話題にしやすいでしょう。

でも考えてみてください。冷静に、人一人の人生が関わっているのです。
それを言質も根拠も取れていない、どこの誰が言ったのかの詳細も出せないようなお粗末な記事でアクセス数を稼ぐために利用するとは何事ですか。
あたかも「こんなに悪人なんだから処分されて当然、叩かれて当然」とばかりに公開したのはどういう意図なのでしょうか。
SNS手越祐也という人間を民衆が叩いて当然というところでしょうか。


同紙はテラスハウスの件でSNSのあり方に対して以下のような記事を公開されています。
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自身が「指殺人」になり得るという当事者意識は皆無なのでしょうかね。
こんなことは言いたくも考えたくもありませんが、たとえば、たとえばね、最悪の事態が起こりうるほど追い詰めてしまう可能性を捨てきれないことを、なぜ想像できませんか。



これはこの記事を真に受けて誹謗中傷している大衆に対しても同じことが言えます。

手越祐也さんは有名人であり、我々の多くは彼と本当に関わりを持ったことはありません。
チャラくて愛されキャラ、明るく軽妙な振る舞いをしている彼は果たして本当の彼なのでしょうか?
そんなことファンだった私ですら知りませんし、知り得ることはできません。

いくら「俺は裏表のない性格」と本人が言っていたとしても、表に出ているキャラクターとすっぱ抜かれた記事のキャラクターが合致するように書かれていたとしても、所詮は「テレビの中」「週刊誌の記事の中」のキャラクター。
ヒールを演じているレスラーが悪人ではないし、ドラマで人殺しの犯人役をしていた俳優は実際には人殺しではありません。

いくら彼が「アンチは気にしない」「俺はポジティブ」と殊勝に振る舞っていようが、だからといって本当に死ねだとか消えろだとか、そのような言葉を浴びせて誹謗中傷をして良いという理由にはなりません。



言葉にはいつも責任が伴います。
言論の自由を語る前に、自由には責任が伴うことを、よく自覚すべきです。

例えば過去にクラスメイトや友人に「バカ」「ブス」などと言われたことがトラウマとして残っているような経験はありませんか?
いくら自由だからといえ、その自由を振りかざした言葉で人に深いトラウマを与えることも、人生をぐちゃぐちゃにしてしまうことも、ともすれば殺めてしまうことも出来るのです。

それを、痛感したばかりなのではありませんか。


何にせよ公式発表や見解を待たないことにはなにも言及できません。
今我々が知り得ているのはジャニーズ事務所からのお知らせの文言と芸能活動自粛という処分、またなぜ処分に至ったのかの経緯と事務所としての見解のみ。
文言の中にある「一部報道と相違ありますが」の相違がどのくらいのレベルの相違なのかすら知る由もありません。
ですから最初の文春報道にあるような「キャバクラ」形式での酒席だったのか、はたまた男女でのただの会食だったのかも正直よくわからないわけですよ。証拠がありませんから。全て邪推にすぎないじゃないですか。


言っておきますけど別に一切庇ってないですからね。

確かに法は犯してないかもしれないけど、「法を犯していなければグレーなのでオッケー」をOKラインにして欲しくなんてないんですよ。
モラルやマナーは形のないものだけれど、今ジャニーズ事務所といういち企業が一丸となってやっているステイホームの呼びかけから反したら、1企業に所属する者としては褒められた行動ではないと私は思います。
いくら会社がマスクや防護服の支給、動画の更新など新たな試みをスピード感を持って取り組んでも、彼の行動によって「やっぱりジャニーズはだめじゃん」と言われてしまっては不利益ですからね。
もちろん、利益不利益で切り捨てるだとか庇うだとかを決めるのも軽率で冷酷だと思わないでもないですが。
本件も含め、そう簡単に退所だなんだと言えるほど単純な問題なんかじゃなく、もっともっと本質は根深いと思いますよ。

とはいえ燻ってた気持ちに蹴りを付けて、ファンをやめるに至った最後の決定打は本件の第一報なので。
今回の処分に対しても、事務所発表の文言を読む限り「妥当かな」という見解です。











どうでもいいけどスポニチさんの手越さんの紹介、

◆手越 祐也(てごし・ゆうや)1987年(昭62)11月11日生まれ、神奈川県出身の32歳。03年、山下智久小山慶一郎らと9人組「NEWS」を結成、シングル「NEWSニッポン」でデビュー。特技は4歳から始めたサッカー。
トレードマークの金髪は遠くからでも分かってもらうため。

太線のとこ思いっきりWikipediaからの引用で中身のなさが伺えますね。
ちなみにその項をWikipediaに書き足したのは私です。なにを引用してくれてんねん。