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正座して恋をしましょう/純情だけじゃつまらないDream

呪いを解いて恋をする/過去の私を昇華する

前のブログにも似たようなことを書いた気がするけれど、コロナ禍で一旦落ちすぎた精神状態が戻すためにも自分の諸々を認めてあげる作業をしていった。

①「本業では」確かに褒められる人やれてた

たぶん、今の会社ではそこそこいい仕事をしてるなって自負がある。あるし、上司も先輩も褒めてくれることが多かった。お客さんも喜んでくれたり、「ありがとう」と言って貰えることがすごくすごく多くて、嬉しかった。
だから、「この仕事向いてるなぁ」と思いながら毎日楽しく仕事していた。

今は「本業じゃない」「向いてない」「本来やるべきでない」事をしているんだから、別に重宝されなくてもいい仕事が出来なくても、そしてバイトの面接に落ちまくっている現状も仕方がない。私のせいじゃないし、自分は能力不足ではない。そう思うことにした。


②私は今、リアコを拗らせて恋をしている

Snow Man渡辺翔太さんが好きだ。
ジャニーズを応援する感情は「推し感情」で、それは恋愛感情と同じ引き出しで管理してる似て非なる感情なんだよなぁ、と思ってたし今も思っちゃいるんだけど。

それを「これは恋愛感情だ」で片付けちゃってもいいかな、と。現実の彼氏がいるわけでもなく、好きな人が身近にいるでもなく、ならまぁこの擬似片想いみたいなものを少しばかり楽しんでもいいんじゃないか、と結論付ける事にした。

とはいえ同担拒否でもなにかアクションを起こす系のオタクでもなく、ただ勝手に「かっこいいなぁ、好きだなぁ」と言ってるだけの在宅オタクなのは相も変わらず。

分別がついていないようでついてる、冷めた片想いだ。でも今はそれが楽しい。

何より、後述するように誰かへの復讐のために尽くしていた私は、はじめて「大好きな人の為に私の最善を尽くす」という楽しさを、身をもって体験している。


③「過去の私」を昇華してあげる

と、ここまでなぜ私が仕事や容姿、恋愛の話をするかというと、私の過去に理由がある。

中学、専門学校と容姿中傷を受け続けてきた。
デブ、ブス、ババア、キモい、と身体のパーツあちこちを槍玉に上げられて叩かれ続けた。
だから私は丸顔も幼児体型も奥二重もちっさい口も短い指も分厚い手も人よりちょっとだけ大きい胸もぜんぶぜんぶ大嫌いだった。

中学生の時、スカートの丈から胸の大きさから何から何まで丁寧に中傷して、黒板に私の容姿中傷を書いて、「デブ」「ブス」とあだ名をつけたあの子とあの子。
私に関する根も葉もない噂を流して孤立するように仕向けたあの子。先生にまで嘘を流したあの子。

専門学生の時、ブス、デブ、ババアと吐き捨てたあの子。私にヘルメット投げてきたあの子。ステージから蹴り落としたあの先輩。

みんなTwitterをフォローして、インスタを覗き見て、自撮りやらストーリーを見て、嘲笑ったり泣いたりしながら自分と比較してまた泣いたりしてた。

呪いだよ。呪い。
解くことが出来なかった呪い。
今でも言われた時の感情を簡単に思い出せるし、悔しくて悔しくて堪らなかった。死にたかった。つらかった。

だからメイクも服も仕事も、「あの子より可愛くいなければ」「あの子よりも高い地位にいなければ」、という復讐心で全てが出来ていた。
確かにメイクは好きだった。だって、嫌な私が少しずつ自分の納得出来る私に変わっていく。


だけど、去年1月に今の(休業中の)仕事に転職してから、周囲の人に恵まれて「可愛い」「いいと思う」と褒めてもらえることが格段に多くなって、同時に「ブス」と言われる回数が極端に減った。ゼロに等しい。

ネイルの色を変えると「いい色だね!」、寒暖差で出る天然チークも「えー寒いの?めっちゃ可愛いじゃん!」、髪を切ると「いいね似合ってるよ!」

もしかしたら他の人は当たり前に言われてたことかもしれない。でも、私にとってはそんな些細な毎日が今までと180度違って、ぜんぶが嬉しくてたまらなかった。

だからこそ、「こんなブスでデブな女がファンだって言ったらダメだ」が、はじめて「わたなべくんのことを『好き』って言っていいかもしれない」「誰かを好きになってもいいかもしれない」と思えるようになった。
(※かといって今まで彼氏がいなかったわけでもない)

なったし、髪を手入れしたり、肌を綺麗に保ったり、その全てが楽しくなって、私自身のことを好きになれるようになってきた。

鏡の前でKISSIN'MY LIPSを聴きながら、好きな服を着てメイクをした自分を見て「よし、今日も可愛い!」と思えるようになった。

「あの子よりも可愛いから合格」
ではなく、
「今日の私ならわたなべくんに会える!最高!」
っていうキラキラした感情。

ばかだねぇ。もう23歳だよ?何してんだろうね。でも楽しいんだよね。すごく。


コロナ禍でそれらの1年かけて考えていたことが一旦崩れてしまった、でもそういうの関係なくやっぱりそれでいいんだ、今は誰かへの復讐をする呪いにまみれた女じゃなくても、もういいんだ、と想像以上に開き直れている。




私は、私の容姿を中傷した誰よりも幸せな毎日を過ごしてるし、誰よりも私が可愛くなった。

やっとそう思えた。
だからもう、恨むのをやめる。

きっかけをくれた渡辺翔太さんはハイパーアイドルだし、プロってすげぇや…っていう尊敬が止まらない。魔法の歌声だな、あれは。


この楽しい片想いは、想像以上に冷静で非現実で分別がついた、面白い非日常だ。
現実には付き合えない、正解もゴールもない。
そうやって分別がついているからこそ楽しい。自分で勝手に作りだしたフィクションの物語みたいなもんだ。


それとこれとは別としてSnow Manは超楽しいアイドルグループなのでオススメしておきますね。みんなYouTube見てね!

https://youtu.be/lfVfBqkk2Vo



最後に。

容姿中傷は安易にしない方がいいと思う。
私みたいに5年も10年も引きずり続けて恨み続けてる奴もいるからね。
言った方は覚えてないかもしれないけれど、言われた方はずーっと呪われ続けるんだよ。

一生解けない呪いを他人にかけている自覚を持って言葉を選んで欲しいな、と思います。
ほんの少しの出来心で何十年も恨まれ続けることになるあなた自身のためにも。